2019年6月27日。『LINE CONFERENCE 2019』でLINEが独自のスコアリングサービスの開始を発表しました。気になっていながら手が出しづらいと想っている人もいるんじゃないでしょうか。
私もその一人。めっちゃ気になります。しかしちょっと怖い。
昔ある映画を見たことがあって。全ての人間が5点満点で0.01点刻みで総合評価されている世の中。持っている点数の高さだけで社会サービスが優遇されたり、さらには点の高さで友達、恋人が決まってしまう。という映画。
その映画を強く想起させてくるニュースだったのですぐ自分で確かめたくなりました。実際に自分のスコアを採点してみたので気になった方はどうぞ。
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LINEスコアとは?
簡単に言えば個人の信用度を数字にして評価してくれるというもの。AIが入力された個人情報などから算出していく仕組みになります。
このスコアがどういった用途に使われるのかというと、LINEのパートナー企業のサービスがお得に使えるようになったりするようです。他にもLINE自身もごく時の無担保ローンサービスをLINEスコアを利用して2019年夏にローンチするそうです。
Yahoo!が少し前にすでに導入してニュースになってましたね。
使い方
LINEアプリを使用している方はLINEウォレットのページから使うことができます。
出典:LINE プレスリリース
規約に同意したらすぐに利用スタート。
最初は200点からスタートしました。100〜1000点の間で採点されるそうです。
その後は自分で個人情報を打ち込んだり、身元確認などをするとそれぞれ点数が上がっていくというものでした。
採点基準
個人情報を詳しく打ち込めというお達しがあったのでやってました。
生年月日、性別、仕事などの情報を打ち込まされました。その中でも仕事に関しては結構細かくて、業種、勤務年数、年収など細かく聞かれました。
私まだ学生なので社会に出たら打ち込もうかなと思いスルーしました。バイトの情報打ち込んでもしょうがないし。
今後も増える特典
LINE CONFERENCE2019でも色々紹介されていましたが「ベネフィット」つまり特典がスコアの点数に応じて利用可能になります。
今現在あるものでも
- AIRbnb
- DeNa SOMPO Mobility
- ラクサス・テクノロジーズ
などがあり、クーポンの発行という形で提供されています。
今後追加予定のサービスはオリエントコーポレーション
- オイシックス・ラ・大地株式会社
- 株式会社オリエントコーポレーション
- クローバーラボ株式会社
- 株式会社コメ兵
- 株式会社ストライプインターナショナル
- 株式会社subsclife
- 合同会社DMM.com
- 株式会社LIFULL
いずれもクーポンの発行という形でベネフィットを提供するそうです。DMMの場合はいろいろレンタルクーポン1000円分。いいっすね。
他にはローンチ記念でイタリア製スポーツカーのレンタルとかもありましたね。夢がありますね。
感想
ちょっと手を出した感想は少し怖いかなと。
LINEが大きな企業で安全だろうとは思いつつも詳細な個人情報を打ち込むのは少し気が引けました。
株式会社ネットプロテクションズによって過去に行われた「信用スコアの導入に対する賛否」というアンケートでは全体の64%が反対していました。普及には大きなハードルがあると思いますが、わたしはいずれ普及すると思います。ローンやクレジットカード審査の円滑化に大きく貢献しそうですしね。
でもいつか人が点数だけで判断される世の中が来ないかと思うと怖くなっちゃいますよね。高級レストランとかで500点以上の方のみ入店可とかなったら恐ろしい。
信用スコアサービスが進化したら個人間の評価とかもできるんですかね。あの人捨て猫を拾ったから5点あげちゃう。とか。
未来に向けて通りすがりのおばあちゃんの荷物持ちを始めたいと思います。