今回は教育実習をこれからされる方に向けて、私の実体験を踏まえて教育実習に必要な持ち物をご紹介していきたいと思います。
私は高校に3週間教育実習に行った経験がありまして、準備はわりと適当にしていきました。それなりに準備はしていったつもりですがやはり足りないものは現場で気づくものです。
そこで、これから教育実習に向かわれる方が万全の状態で臨めるように、私が思う教育実習に必要なものをご紹介していきたいと思います。※私の経験上の話なので一部例外もあるかと思いますのでご了承ください。
私の教育実習背景
まず最初に、私は外国語大学出身で英語科を担当、母校の高校で3週間の実習をしました。
私が今から述べることは基本的にその背景の元のものなのになるますので、それぞれ変わってくると思いますので注意してください。
特に中学校は高校と違ってくると思います。しかし基本的にはみんな必要なものを紹介しますので安心してこの記事は見ていってください。
必須級の持ち物
ノートパソコン
これは必須ですね。教育実習をする以上、指導案は必ず準備して、授業前に担当の先生方に見てもらうことになると思います。その時に手書きの指導案なんて提出したら絶対ダメです。読みづらいので。
パソコンと一緒にMicrosoft Wordくらいは使えるようにしておきましょう。ただでさえ忙しい教育実習中に使ったことのないWordソフトで指導案を作るとなると無駄な時間がかかります。学校で習う程度のスキルは復習しておきましょう。
私の場合は学校にタブレットやノートパソコンの類は持ち込み禁止でしたので家での使用のみでした。もしかしたら学校で貸し出しとかしてくれるかもしれませんが、個人情報の管理は年々厳しくなってきているのでまず期待しない方がいいです。
パソコンの持ち込みに関しては教育実習担当の先生に聴くと良いでしょう。
メモ帳
教育実習の現場が母校である場合が大半だと思います。そして母校に行くと学生時代を思い出して懐かしくなってしまうかもしれません。しかしあなたはもう学生ではなく実習生です。あなたは大学生だとはいえ95%くらい社会人のつもりでいましょう。
だからメモ帳は必須です。指導されたことはしっかりメモを取りましょう。二度同じことを聞くのはNGです。私は一回それで怒られました。
母校とはいえ実習生として来ると学校内の設備でさえ知らないことだらけです。エアコンのリモコンの場所やコピー機の使い方、出席表を提出する人などの数ある日課は次の日になるとすぐ忘れます。
スーツのポケットに入るサイズの物を買っておきましょう。もちろんペンも一緒に。
バインダー
バインダーは実習初日が終わった後に「これは絶対いるわ」と思って買いに行きました。
教育実習の活動の中で1番多くの割合を占めているのは授業観察です。立って観察しながらメモを取る際にバインダーは必須級です。
教育実習中は授業観察の中で気づいたことや学んだことを書き、まとめた物を担当の先生に提出することもあります。担当の先生に提出する物なので綺麗に書くに越したことはないです。汚い字で提出するのはNG!
私は初日にバインダーなしで書いた字が汚くて怒られました。笑
スーツの替え
普段スーツなんてなかなか汚れることのない服なんですが、教育実習中はスーツがすぐ汚れます。授業でチョーク使う時や、スーツのままグラウンドに出るときなど状況はさまざまです。
3着くらいあると良いですね。わざわざスーツ屋さんで仕立てる必要はありません。夏場とかだったらスーツの下だけをUNIQLOで買うとかで済ませるのがおススメです。
ジャージ
体育科目を担当される方ならば当たり前ですが、それ以外の科目を担当される方もジャージは必要になるかと思います。なぜなら部活動を担当させられるからです。
顧問の先生によりますが毎日部活を見てほしいといわれる可能性もあります。スーツと同じくらい頻繁に着ることになるかもしれないので準備しておきましょう。私の同期の実習生の場合は毎日練習に付き合っている人もいれば私のように最初の一回しか行っていない人のいますが。
また学校にもよりますが球技大会や運動会など学校のイベントに同伴する場合もあります。
うわぐつ
教育実習中は基本的にスーツに上靴というヘンテコな格好になります。いかにも先生らしい格好で結構私は好きですけど。
派手じゃなければスニーカーでもスリッポンでも運動靴でもなんでもいいと思います。学校にもよると思うので気になる方はなんでも教育実習担当の先生に聞けばよし。
教育実習生の立場としては学校=厳しい所のイメージもあると思うので厳格にした方がいいのでは?と思う方も多いと思うのですが、先生方は実習生のことなんて意外と気にしていないです。同期にはサッカーのトレーニングシューズを上靴として使っている猛者もいました。
私は黒にガムソールのスニーカーで行きました。
身だしなみ
先述しましたが教育実習生は95%社会人です。社会人としての身だしなみマナーは守っていきましょう。
- ハンカチ
- ネクタイピン
- 腕時計
ここら辺は最低限守りましょう。ハンカチを使わずに手をピッピッて振って水を払っている先生なんて威厳がなさすぎます。
腕時計は授業進行の管理に必須なので絶対持っていく。
ふつうの就活生の身だしなみマナーをお手本にすると良いですね。
大学から配布された教育実習資料
教職課程を受けられている中で教育実習に関する資料は各大学で配布されている事かと思います。一応持っていきましょう。
私は英語科目を担当していました。外国語大学ということもあって大学から配布された英語の指導案の例はとても参考になりましたし、私の教育実習の担当の先生もこの指導案の例は良いと言ってくれました。
使えることもたくさんあると思うので持っといて損はないです。
各教科の参考書
教師として授業をする上でもちろん生徒と同じ教科書を使います。しかしそれは生徒と同じ教科書を完璧に理解していれば十分というわけではありません。教師は時には教科書以上の知識を求められます。
私の場合は英語なので、大学で使っていた文法書を持ち込みました。現在進行形を教える授業でも、大学レベルの参考書で勉強し直してより深い理解を持ってからいきました。
生徒がうまく理解してくれれば教科書だけでもいいでしょうが授業なんてイレギュラーだらけです。より深い知識がそのイレギュラーを乗り越える支えになります。
数学だったら公式集、社会だったら資料集などなんでもあると思います。各教科の先生にオススメの参考書を聞いてみるのもいいと思います。
事前準備の大切さ
先生は基本的には教育実習生がどんな人であるかは知りません。だから事前の準備をどれくらいしているかでその実習生のやる気を確かめます。
どれくらいやる気を見せるかによって担当の先生方が私たちに割いてくれる時間も変わってくるのでやる気アピールのためにも準備はしっかりと。
まとめ
教育実習なって始まらないとわからないことだらけです。学校によって実習内容も変わります。授業を20回以上した人もいれば私のように3回で終わる人もいます(私はかなりの異例)
可能な限りの事前の準備と何が起きても対応する心構えを持っていくのが大事になります。これから教育実習へ行かれる方は頑張ってください。