癖毛もとい天然パーマの皆さん。正しい方法でドライヤーをかけていますか?私感ですが、天パに抗うにはシャンプーよりもドライヤーに拘った方がいいと思っています。
なので今回は天パと戦い続けた経験と、数多くの美容師さんに聞いたドライヤーの正しいかけ方を紹介していきます。
ドライヤー自体がリスクのある行為
天然パーマでお悩みの皆さんはそれを改善するためにある程度の天パに対する知識があると思います。
なので聞いたことがあると思いますが天パは乾燥に弱いです。髪の毛の乾燥をどうにかするところから天パの改善は始まると言っても良いです。
そして大袈裟に言えばドライヤーをする行為は髪をめっちゃ乾燥させる行為です。しかも自然に起こる乾燥とはレベルが違う乾燥です。
しかし髪をに濡れたままはもっと髪に良くないので必ずドライヤーはかけなければいけません…。そんな必要だけどリスキーな行為であるドライヤーを上手にかけることが天パの改善にとても重要なことなんです!
天パの髪の上手な乾かし方(動画もあるよ!)
そういうことで天パの人が気をつけるべきドライヤーの仕方を生まれてから天パに悩んできた私の経験と数ある美容師さんからの教授を参考にして紹介していきたいと思います。
そしてここにお風呂上がりルーティンとして天パの私自身が撮った動画を置いておきます。私の20余年の努力の結晶を見ていってください。
①タオルドライは擦らず、押し付ける
タオルドライと聞くとバスタオルで頭を覆ってわしゃわしゃ擦るイメージがあるかと思います。それはNGです。
濡れた髪はとてもデリケート。元々髪質が弱い天然パーマが濡れた状態で摩擦を受ければ髪の寿命がとてつもない速さですり減っていきます。
なのでタオルを頭皮に押し付けて水分をタオルに移すイメージでタオルドライしましょう。私はタオルを頭に巻いて掌全体で頭を押さえつけるようにしています。
男性の場合はこれで十分です!頭を軽く振っても水が飛ばない程度になるまで水気を切ることができたらドライヤーに移りましょう!女性の場合はタオルで髪を挟む感じで拭き取りましょう。
②洗い流さないトリートメントをつける
ドライヤーを使う前に洗い流さないトリートメントやヘアオイルをつけましょう。これによってドライヤーの熱から髪がうけるダメージを軽減することができます。
適量を手にとり、手のひらに伸ばしたら髪の毛にもみ込みます。毛先を中心に付けましょう。時間が経つと頭皮から分泌される皮脂が髪の根本に伝っていき、自然とコーティングされるのでヘアオイルを根本にもつけると油がコッテリしすぎちゃうので毛先だけにヘアオイルをつけるようにしましょう。
天パの私がヘアオイルに悩むこと10年…。辿り着いた答えはこれでした。私がお勧めするヘアオイルことホホバオイルの記事も良ければ読んでください。
天パには無印のホホバオイル一択!唯一髪に浸透するオイル!
③ドライヤー前にブラッシング
ヘアオイルもつけ終わり、いざドライヤーへ!と行きたいところなのですが、もう一つ工程を挟みましょう。
それはブラッシングです。髪を櫛でとかしましょう。なぜならドライヤーの時間を大幅に短縮することができるからです。
ドライヤーをかけるときは温風を当てながら髪を散らしたり、手櫛を通したりすると思いますが、その時に髪が絡まって解すのに手間取ればドライヤーに無駄な時間をかけ、髪に余計なダメージを与えることにつながってしまいます。
なので、あらかじめ髪のもつれをとかしておけばドライヤーにかかる時間を短縮することができます。
またタオルドライした後の髪は太くまとまり、水分をまばらに保持しています。それを櫛で溶かすことで細かくし、水分を分散させることでドライヤーをかけたときに均一に乾かしていくことができます。
④ドライヤーは20cm離す
いよいよドライヤーを使います。ドライヤーを使うときに常に意識して欲しいことはドライヤーと髪の距離を20cm離すことです。
ドライヤーは本体の中で温められた空気を出しているのですが、近距離で温風が当たるとかなり熱いです。髪に当てている時はその熱さに気づきにくいですが、髪には熱によるダメージが着実と蓄積しています。
早く乾かしたい気持ちが前面に出てついついドライヤーを近づけたくなってしまうかもしれませんが、毎日の蓄積は後に後悔しても取り戻せないので必ず気をつけましょう。
ドライヤーを持つ腕を伸ばし切るくらいの気持ちでドライヤーを離せば髪に余計な熱ダメージを与えることを防ぐことができます。
⑤乾かすのは根本から
一口に髪を乾かすと言ってもただ髪に温風を当て続けるだけではいけません。それでも乾きはしますが、全体が乾き終わる頃には毛先だけチリチリになってしまいます。
まず初めに髪の根本から乾かしましょう。根元が乾いたら徐々に毛先の方に降りていきます。
髪は死んだ細胞でできているので自己修復しません。なので必然的に髪の毛先が1番痛んでいます。そして傷んだ髪は髪の内部に必要な水分を保持する能力が衰えているのでドライヤーの熱を当てすぎるとすぐにパサパサになってしまいます。
このため、毛先を先に乾かしてしまうと全体を乾かし切る間に余計な熱ダメージをもらってしまい、天パのうねりに拍車をかけることになります。それだけは避けるためにドライヤーかけるときは根本から始めましょう。
⑥ドライヤーを終えるタイミング
根本から毛先へ乾かしていき、毛先が乾いたらドライヤー完了です。しかし皆さんは髪を気が済むまで乾かしすぎていませんか?
髪の乾かし方の中でもかなり重要なのがドライヤーを終えるタイミングです。いくら正しい方法で手順よくやってもやりすぎては髪に余計なダメージを与えるだけです。
「完全に乾いているとはいえないけど濡れてはないな。」というところでドライヤーをかけるのはやめましょう。頭皮さえしっかり乾いていれば髪にも地肌にも悪影響はありません。
先程言った通り、毛先は痛みを蓄積しているのでどうしても水分を保持しづらいですし、天パなら尚更乾燥しやすいです。ドライヤーで余計に水分を飛ばしてしまうのは避けましょう。
まとめ
ただでさえ髪はデリケート、天パはその一回り余計にデリケートです。日々の習慣で受けるダメージを減らすだけで髪の状態は見違えるほどに変わっていきます。
正しいケアをすれば汚い天パもおしゃれなパーマに見えるポテンシャルを秘めているかも…?
最後まで読んでいただきありがとうございました!